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茨城県内のご依頼者と、つくば市内での調査
茨城県は広く、地域ごとにそれぞれの生活文化があります。県南、県西、県央、鹿行、県北の五つに地域分けされることが多くあります。私たちは、つくば市を拠点としつつも、これらの広い茨城県のさまざまな地域からのご依頼を、日常的にお受けしてきました。それぞれの地域からのご依頼者には、地域特有の事情があり、調査の組み立てにも反映する必要があります。
2001年からこの仕事を続けるなかで、茨城県内の地域ごとの特性を、ご依頼者との関わりのなかで体に染み込ませてきました。本稿では、地域ごとの傾向と、つくば市内での調査の組み立てについて整理します。
県南エリアからのご依頼
つくば市、土浦市、石岡市、牛久市、龍ヶ崎市、阿見町、取手市、守谷市、つくばみらい市などが、いわゆる県南エリアに含まれます。このエリアは、つくば市を中心としたまとまった生活圏を形作っており、つくば市内の商業施設や医療機関を日常的に利用されている方々が多くいらっしゃいます。ご依頼者の住所が県南エリアの場合、対象者の不倫の現場も、つくば市内のことが多いという傾向があります。
このエリアからのご依頼の特徴は、ご依頼者ご自身がつくば市の地理に比較的詳しいことです。地域の地理感が共有しやすく、調査の計画も具体性を持って組めます。
県西エリアからのご依頼
下妻市、筑西市、結城市、桜川市、坂東市、古河市などが県西エリアです。つくば市から見ると北西方向に広がる地域で、独自の生活文化が根付いています。ご依頼者の住所が県西エリアの場合、対象者の動きはつくば市方面に出てくるケースと、地元の県西エリア内で完結するケースの両方があります。最初の論点は、現場がつくば市方面か地元エリア内か、という見立てになります。対象者の生活パターンや出かける方向の傾向から、可能性を判断します。
県央・鹿行エリアからのご依頼
水戸市、笠間市、ひたちなか市、大洗町などの県央エリア、鉾田市、行方市、鹿嶋市、潮来市、神栖市などの鹿行エリアからのご依頼もあります。これらのエリアは、つくば市から距離もある程度離れており、対象者の不倫の現場は、地元エリア、水戸方面、東京方面、千葉方面など、複数の可能性が考えられます。初回の打ち合わせの段階で、対象者の典型的な行動範囲を丁寧に伺います。
県北エリアからのご依頼
日立市、高萩市、北茨城市、東海村などの県北エリアからのご依頼もあります。県北エリアは、つくば市からはかなり離れた地域で、生活圏も大きく異なります。現場はほぼ地元のエリア内、あるいは水戸方面・福島方面・東京方面など、つくば市以外になることが多い傾向があります。費用と効果のバランスを見ながら、現実的な調査計画を組み立てます。
「地元の話」と「つくばでの現場」の関係
地域別のご依頼を受けるなかで、興味深いパターンが見えてきます。それは、地元での話と、現場のつくば市内での実態が、対象者のなかで意識的に分けられていることです。地元の小さな町や村では、ご家族、ご親族、ご近所、職場と、皆が顔見知りの関係性のなかで生活されています。ここで関係を続けるのは難しい。だから、現場をつくば市内に移すという選択が、対象者のなかで取られるのです。
ご依頼者にとっても、地元での話と、つくば市内の現場の調査が、別物として扱われやすい構造があります。地元では誰にも気づかれず、つくばで起きていることだけが事実関係。こうした構造の整理を、調査の組み立てに反映していきます。
地域に根ざした事務所として
私たちは、つくば市を拠点としつつ、茨城県内のさまざまな地域からのご相談に対応してきました。地元(つくば)をはじめ、県南・県西・県央・鹿行・県北まで、ご依頼の地域は広範囲にわたります。それぞれの地域に独自の生活文化と地理的特性があり、ご依頼を、その地域の事情を理解したうえで、責任を持って進めていきます。
結びに
茨城県内のご依頼者と、つくば市内あるいは各地域での調査の組み立ては、地域に根ざした事務所であることの真価が問われる領域です。長くつくばで仕事を続けてきて、私たちは茨城県内の広い地理を体に染み込ませてきました。どの地域からのご相談にも、その地域の事情を尊重しながら、最善の形で調査を進める。これが、茨城に根ざした事務所としての私たちの責任です。