世界の子どもにワクチンを…。
1990年、ニューヨーク国連本部で「子どものための世界サミット」が開催され、
159カ国の代表者が集まり、ワクチンが足りないために、世界中で
多くの子どもたちが命を落としていることが議論されました。
日本では1994年1月に「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」が
設立されました。
当社でも代表である栗原が「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」設立当初より毎月募金をスタートし、2001年からは毎月募金を会社としてもご協力させていただいております。
認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを日本委員会から感謝状をいただきました。
人生を振り返って思うのは、色々な方に会い、有形無形の財産をいただいたということです。心から感謝しています。それを生きている間にお返しできるかどうか、いつも
考えています。
今は日本人がみんな自分のことにしか興味を示さなくなってしまいました。
でも一番大切なことは、自分がなにかを持っていたら、それを持たない人のことを思い分かちあおうとするその心だと思います。
私たちは子どものころ、当時の先進国からミルクや医薬品を援助してもらい、多くの
恩恵を受けました。受けたら今度は与える。それは当り前のことだと思います。
これまでミャンマーを中心に支援を続けて参りました。その中で、私自身や私の
仲間たち全員が、本当の幸せとは何か、豊かな心とは何かということを考えさせられ、大切なことを学ばせていただきました。
経済大国が貧しい国に何かしてあげるという援助ではなく、お互いで
「ありがとうのキャッチボール」ができることが本当の支援だと思っております。
決して傲慢にならないように「させていただく」という気持ちが大事です。
私たちは誰もがみなこの美しい地球に生まれました。
ところが、その美しい地球にも残念ながら途上国や紛争地域があり、たまたまそこに
生まれた子どもたちもいるのです。
物も、情報も、望めば簡単に手に入れることができる日本に生まれたのも、たまたま
だったということを忘れないようにしたいと思います。あらゆる面で恵まれた国に
生まれた私たちにできることはいっぱいあるはずです。誰もが持っている、助けあう
気持ちや思いやる気持ちを、勇気を持って行動に移すことが、最も大切だと思います。
そうした行動の輪が広がって、社会は自然に良くなっていくのだと思います。
1994年の創立以来ずっと、この活動を続けさせていただいたことに、心から感謝しております。長くご支援くださっている皆様、そしてこれから新たに参加して下さる皆様これからも「ありがとうのキャッチボール」を多くの方に知っていただき、未来へ
つなぐリレーを続けて行きたいと思いますので、温かいご支援をよろしくお願い
いたします。
認定特定非営利活動法人
世界の子どもにワクチンを 日本委員会
理事長 細川 佳代子